データディクショナリ データ?ディクショナリ

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質問です。データディクショナリとはなんですか?

データディクショナリ。

読み方 : でーたでぃくしょなり

情報システムで使うデータの種類、名称、意味、所在、データ型をまとめたデータ辞書。情報システムのデータベースの整合性や一貫性を保つ重要な役割がある。

複雑な情報システムを開発し、繰り返し修正や機能追加など行うと、すでに存在するデータを異なる名称で重複登録したり、違う種類のデータに同じ名称を付けたりする問題が発生する可能性がある。データディクショナリを作成すると、このような問題を回避することができる。

データディクショナリは、情報システムが扱うすべてのデータを、人間が理解できる標準的な方式で定義して記述しているため、エンドユーザーから開発チーム、アプリケーション設計者、データベース管理者のすべての人で共有できる。

制作協力:株式会社インプレス

[2018年 8月20日 公開]

「エビデンス」「ステークホルダー」「ブルー?オーシャン」って何?ビジネスシーンでよく耳にするカタカナ語をイラスト付きで解説。正しい意味や使い方をはじめ、「こんな使い方もできるかも?」「こんな風に使ってみては?」という新解釈をご紹介しています。

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データ?ディクショナリ。

 データ項目の名称や意味を登録した辞書のこと。データ辞書と呼ぶことも多い。企業の情報システムにおけるデータ?ディクショナリは、データの整合性を保つための“データ定義標準化”ツールとしての役割を果たす。整備したデータ?ディクショナリの内容に従ってすべてのデータベースを構築すれば、データの一貫性を保てる。それにより、データベースの重複をなくし、システムの肥大化を防ぎやすくなる。

 データ?ディクショナリでは、情報システムで扱う業務データの名称や意味を、人間が理解できる形で記述し、蓄積する。データ項目には、例えば、「商品名」「取引先名」「顧客名」「売り上げ」「利益」「在庫」などがある。

 「商品名」という項目を登録する場合、「商品名とは、すでに出荷済みのもので、現在も生産?販売しているものを指す」というように、その意味を定義した文書も作成する。この場合、販売数や在庫状況のような具体的な商品商品A、商品Bなどの情報は、データ?ディクショナリではなく、別の商品管理用データベースなどに収容する。

 データ?ディクショナリを使いこなすには、全体の構成を決める際に、長期的なメンテナンス性を考慮する必要がある。企業では、情報システムを使う業務が増えるにつれ、定義すべきデータ項目の数が膨らむ傾向がある。データ項目のレベルを意識しておかないと、予期せぬデータ?ディクショナリの管理作業が発生する可能性が高い。

 データ?ディクショナリに登録しておくデータ項目の詳細さは企業によって大きく異なる。データ項目数が多ければ、データベース?ソフトや開発支援ツールなどを使ってデータ?ディクショナリを管理することが多い。企業規模が小さかったり、システム化の対象範囲が狭かったりして、データ項目数が少なければ、ファイル形式で管理することもある。

 データ?ディクショナリを作成?管理するメリットは、同じ意味を持ったデータ項目がいくつも存在する事態を、回避しやすくなることだ。データ?ディクショナリに基づいてデータベースを設計すれば、同じ意味を持つデータの呼び方が複数存在したり、逆に同じ名称のデータが異なる意味を持ったりすることはない。例えば、取引先会社を示すデータ項目の管理方法をあらかじめ定義しておけば、「日経商事株式会社」や「株式会社日経商事」、「日経商事」というように、同じ意味を持ちながら、異なる名称のデータが存在することがなくなる。

 業務プロセスや組織、法制度などの変更に応じたアプリケーションの開発や機能追加?変更のスピードを高める考え方に「コンポジット?アプリケーション」がある。コンポジット?アプリケーションの実現には、「マスタ?データの統合」が不可欠であり、その具体的な手段には、データ?ディクショナリの整備も含まれている。

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データディクショナリ。

例えば、そうですね。

ピヨ太君とピヨ子さんが、ぴよぴよシステムの開発を行っています。

ピヨ太君は、とある機能を作る際に「ミカン」という名前のデータと「リンゴ」という名前のデータを定義して使いました。

ピヨ子さんは、とある機能を作る際に「アップル」という名前のデータと「ケーキ」という名前のデータを定義して使いました。

……あれ?ピヨ太君の作ったデータ「リンゴ」とピヨ子さんの作ったデータ「アップル」は同じデータっぽいですね。

実際に同じでした。どちらも、赤くて美味しい「りんご」のつもりで定義したデータでした。

これは良くないですね。同じデータに対して、別の名前が付いています。

逆のケースも考えられます。

ピヨ子さんが定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのつもりでした。

ところがどっこい、ピヨ太君もデータ「ケーキ」を定義してしまいました。ピヨ太君が定義したデータ「ケーキ」は、ブッシュ?ド?ノエルのつもりです。

これも良くないですね。別のデータに対して、同じ名前が付いています。

このような事態を避けるために用意する「そのシステムなり何なりで扱うデータの一覧」がデータディクショナリです。データディクショナリには扱うデータの名前や意味、属性などを書いておきます。

ピヨ太君はデータ「ミカン」「リンゴ」を定義しました。この「ミカン」と「リンゴ」をデータディクショナリに登録します。

ピヨ子さんはデータ「アップル」「ケーキ」を定義しました……が、データディクショナリを見て気付きました。ピヨ太のやつが「アップル」っぽいデータに「リンゴ」という名前を付けています。

これを見なかったことにするのはヤバそうです。ピヨ子さんは自分の使っていた「アップル」を「リンゴ」に変更しました。

そして、データ「ケーキ」のみをデータディクショナリに登録しました。

ピヨ太君はデータ「ケーキ」を定義しました……が、データディクショナリを見て気付きました。ピヨ子さんが、すでに「ケーキ」という名前のデータを定義しています。

しかも、ピヨ子さんの定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのことです。ブッシュ?ド?ノエルを使いたいピヨ太君はデータ「ケーキ」を使えません。

仕方がないので、ピヨ太君はデータ「ケーキ」を「BDN」に変更しました。ちなみに「BDN」は「ブッシュ?ド?ノエル」の頭文字を取ったようです。ピヨ太のくせに気取りやがって。

これでOKです。ピヨ太君はデータ「BDN」をデータディクショナリに登録しました。

さらに、ピヨ太君は考えました。苺ショート以外のケーキも登場したので、苺ショートに対して「ケーキ」という名前を付けておくのは、まぎらわしい気がします。

ピヨ太君はピヨ子さんに頼んで、データ「ケーキ」の名前を「苺ショート」に変えてもらいました。

システムで扱うデータの定義をデータディクショナリにまとめることで

1.同じデータに別の名前を付ける2.別のデータに同じ名前を付ける

嬉しいのは、それだけでは、ありません。

そうこうするうちに、ぴよぴよシステムが完成しました。システムが完成したとき、データディクショナリには以下の内容が書いてあります。

データディクショナリに書いてある内容が、ぴよぴよシステムで扱う全データです。次の開発をしたり、ぴよぴよシステムの中身を理解する上で参考になりそうですよね。

補足として、データディクショナリとしての役割を果たす何かを指して「データディクショナリ」と呼んでいることもあります。「扱うデータの定義をまとめた一覧」としての役割を果たす何かです。

具体的に何を指すかは、分野や前後の文脈によって変わってくると思います。それぞれの分野の解説書とかで勉強してください。

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